二日目

少年「僕の先っちょの所を、優の穴の中に差し込めばいいんだね?」
 優「うん、早く入れて」
少年「入れるよ?」
 優「うん……」
ぼくは、黒光りしたその先端を持ち上げると、
優の小さな空洞の中に……入れようと……。
少年「あれ?おっかしいなぁ……」
少年「穴の場所が、よくわかんないやぁ……」
少し汁のにじみ出た先っちょの部分は、穴にはおさまらなかった。
何度も何度も試みたのだが、優の求めている場所がどこなのかわからない。
少年「こんなはずじゃなかったのに……」
 優「もぅ、だらしないなぁ〜」
少年「だってしょうがないじゃん」
少年「こんなことするの、初めてなんだから」
 優「痛っ」
少年「ご、ごめん……」
 優「どこに刺してんのよぉ……そこじゃないでしょ?」
 優「もうちょっと手前」
少年「ここ?」
 優「違う違う、もっと奥」
 優「そう!そこそこ!そこに入れて!早く!」
――ずほっ。
少年「はまったぁ!やっとはまったよぉ!」
 優「すごいすご〜い♪こんなの初めて〜♪」

これを読んで年上のお姉さんに導かれて
大人の階段を上る少年を想像してしまった人
・・・正解
なわけない。
片目を閉じてサインペンのキャップをはめるシーンです。
存分に笑わせていただきました。